特許申請について意外と知られていないこととは?
特許申請について意外と知られていないことや、一般的に誤解されがちな点はいくつかあります。
まず、全ての発明が特許になるわけではないということです。
発明が特許を取得するためには、新規性、進歩性(非自明性)、産業上の利用可能性という3つの要件を満たす必要があります。
これらの要件を満たさない場合、特許は拒絶されます。
そもそも需要が無かったり、誰も真似する恐れが無いようなものは対象外となることが多いです。
そして出願は公開されるということ。
特許出願は通常、出願日から18か月後に公開されます。
公開されると、内容が誰でも閲覧可能となり、秘密性は失われます。
「特許申請=その技術や方法を他者に知られる」と解釈しておきましょう。
細かい部分で知られるわけではないですが、そういった技術に取り組んでいる会社ということは公開されます。
そして特許は取得だけでなく、取得した後も、維持費用が必要です。この費用を支払わないと、特許権は失効します。
特許の価値が永久に保持されるわけないので、注意しましょう。
これらのポイントを理解することで、特許申請に対する正しい認識を持ち、適切な対応が可能になります。
特に弁理士の専門知識を活用することは、特許申請をスムーズに進める上で非常に有益です。